レーシック手術のデメリット
こちらが主に気になる点だと思いますが、私が事前に調べ、実際に自分が受けてみて思ったデメリットを報告します。
①簡単な手術ではあるが、術後の経過措置も考えると決して気楽な手術ではない。
手術自体は世間で言われている通り簡単なものです。
概ね20分~30分もあれば終わる手術だと思います。(実際に手術台に居る時間は10分程度。)
しかし、以下の点により、気楽でもないということをお伝えしておきます。
・手術前の数週間は眼鏡生活を強制される。
・手術そのものに痛みはないが、術後にハードコンタクトレンズをはじめて入れたときのような痛みや、目の中でコンタクトレンズが破けたような痛みに襲われる。(人によって痛みの度合いや感じ方は違うそうです。)
・手術後一週間は一日何度も点眼が必要。(エピレーシックなどは半年間!)
②確率は低くとも視力が回復しない恐れもある。
98%~99%は視力が1.0以上に回復するそうですが、逆の言い方をすれば、2%前後は回復しないということです。
現在日本での症例数は10万件以上だと思いますが、10万人やれば、1000人の方は視力が回復していないことになります。(当たり前のことですが、数字にしてみると意外と多い気がしてしまうのは私だけでしょうか。)
成功とし失敗の境目が医者の技量よりも事前・事後のケアや本人の体質に依存する場合が多いようですが、自分に限っては失敗しないだろう、などと考えず、失敗することも覚悟していなくてはいけません。
③低価格化が進んだとはいえ、お金のかかる手術である。
クリニックや術式にもよりますが、当然医療外治療ですので、保険が利きません。
すなわち、高額な費用を自己負担することとなります。
最近の相場ですと両眼で20万前後~40万弱です。私は神戸クリニックで20万ちょっとでした。
紹介割引などの制度もありますので、身近に受けた方がいらっしゃる場合は割引になるかと思います。
④ブームになりつつあるせいもあり、担当医やクリニックによって技術差や見解に差がある。
これだけブームになると、にわかレーシック技師も当然いるものです。
これは聞いた話なので真偽のほどは定かではありませんが、レーシックの機器は非常に高額(一台数千万以上!)であるため、そういったものに投資した以上、回収しなくてはいけないのです。
そこで、病院側が考えるのが数多くの患者を捌くこと。
沢山の患者を裁こうと思ったら、技術の成熟未成熟にかかわらず、沢山の技師で、沢山の患者を裁かなくてはいけません。
そうなると、本当にレーシックに適応しているかどうかの審査基準も甘めに設定されてしまう可能性もありますし、担当医が素人に毛がはえた程度、と言う可能性もあります。
どちらにせよ、複数の医者から話を聞いて、指名できるのであればお金がかかろうと執刀医が指名できるようなクリニックがよろしいかと思います。
⑤術後に合併症が発祥する恐れがある。
合併症には次のようなものがあります。
<比較的多くの人がなるもの>
・視力の不安定
手術直後は全体的にぼやけてやや見えにくくなったり,近くが見えにくくなることがあるが,徐々に改善するといわれております。年齢が高く,近視,乱視が強い場合は,視力が安定するまで1~2ヶ月を要することがある.
・ドライアイ
レーシックでフラップを作る時に,神経を遮断するため,手術後2,3ヶ月は,目が乾燥しやすい状態になる。ドライアイ治療の目薬を点眼することで治すことができる.
・結膜下出血(白目の出血)
フラップをつくるためにマイクロケラトームという器具を目に強く固定する際に,結膜の血管が傷ついて赤くなることがある。1週間程度で元に戻ります。
・異物感、しみるなど。
人によってですが、手術後に異物感やしみる感じがあります、翌日~1週間で治るそうです。
(私は3日で治りました。)
<まれになってしまう恐れのあるもの>
・視機能の低下(見え方の質の低下)・夜間の見にくさ・にじみ
瞳孔の大きさに左右されるといわれておりますが、手術後に一時的に視機能の低下が発生する人がいます。特に近視・乱視が強い人や角膜が薄い人に発生しやすいようです。(光が少々にじんだり,まぶしかったり,また明るい場所に比べて暗い場所(夜間)で視力の低下を感じる)
一般的に,術後半年の時点でほとんど改善または消失するといわれておりますが、治らずにそのままという可能性もあります。
・感染
角膜上皮(フラップといわれているもの)が完全に修復するまでの間に,傷口から細菌が侵入して,感染症を起こす可能性があります。ただし、細菌が眼に入らないように充分に注意し,さらに予防的に処方する抗生物質の薬剤を点眼するという術後のケアをちゃんとすれば,感染することはまずないです。(私が手術をした医者では過去に2例だけあったそうです。2例とも犬や猫を部屋で飼っており、点眼を怠った結果だったそうです。)
・フラップのずれやしわ
術後早期に,眼をぶつけたり,つよくこすったりするとフラップがずれたり,しわが出来たりする可能性があります。数日以内に修復すれば,ほとんどきれいに治るが,長い間放置しておくと元に戻らず,視力の低下の原因になるそうです。
・上皮迷入
本来は角膜の表面を覆っている上皮細胞が,フラップの下に入り込んでしまう合併症.まれに進行し,フラップ下の洗浄が必要となる.
・近視への戻り
手術後しばらく正視の状態であっても,手術後6ヶ月又は1年以上経過して,屈折が変化し,近視に戻ることがある.「近視の戻り」は手術前の近視の程度が強いほど,出現する可能性が高くなるそうです。角膜に余裕があれば、再手術にて再矯正も可能とのこと
(3~5%の頻度で発生しているようです。)
・上皮欠損
手術中に角膜の表面の上皮が一部向けてしまうことがある.高齢の人や以前に角膜に傷を作ったことがある人に起こりやすい傾向がある.ほとんどの場合,医療用コンタクトレンズの装用や点眼治療で治るが,視力回復にやや時間がかかることがある.
・層間角膜炎
手術後1日から1週間で発祥するフラップの下の炎症.ほとんどの場合,点眼薬や内服薬の追加で治すことが出来る.非常にまれに悪化し,この場合フラップの下の洗浄が必要となる.
・不完全フラップ
フラップが予定より薄く出来たり,小さく出来たりした場合には,エキシマレーザーの照射に影響を与える可能性があるため,手術を中止する場合がある.その場合,3ヶ月以上経ってから再手術となる
⑥失敗すると(人によっては)取り返しのつかない手術である。
レーシックは繰り返し手術ができる、と勘違いされている方もいらっしゃるようですが、そんなことはないです。もちろん角膜の厚みがある程度のこっていれば2度はできるかもしれませんが、人によっては1度が限界と言う方も居ます。
つまり、失敗したらそれっきりなのです。⑤で紹介したような事象が発生する確率は低いとはいえ、0ではございません。
そういうリスクのある手術であるということは肝に銘じておいてください。
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